文献詳細
文献概要
輸血のきほん(8)
アルブミン製剤
著者: 比留間潔1
所属機関: 1東京都立駒込病院輸血・細胞治療科
ページ範囲:P.1230 - P.1234
文献購入ページに移動アルブミン製剤は,ヒトの血漿から精製分離されて製造される血漿分画製剤であり,薬事法では輸血用血液と同様に「特定生物由来製品」に指定されている.
特にわが国ではアルブミン製剤が使われ過ぎといわれ,世界のアルブミン製剤の1/3が日本で消費されたこともあった.その後,減少したものの,現在でも60%以上を輸入に依存している.血液製剤は国内で自給自足すべきという観点からも,真に必要なときに限って用いるべきである.
特にわが国ではアルブミン製剤が使われ過ぎといわれ,世界のアルブミン製剤の1/3が日本で消費されたこともあった.その後,減少したものの,現在でも60%以上を輸入に依存している.血液製剤は国内で自給自足すべきという観点からも,真に必要なときに限って用いるべきである.
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