文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医が診るしびれと痛み しびれと痛みの基礎
しびれと痛みの理解に必要な神経解剖
著者: 長谷川修1
所属機関: 1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター安全管理室
ページ範囲:P.1265 - P.1267
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しびれは病的な複合感覚である.
侵害受容性疼痛には鎮痛薬が効きやすいが,神経原性疼痛には効きにくい.
痛覚受容器には2種類あり,高閾値機械受容器はAδ線維を通してfast painを,ポリモーダル受容器は無髄C線維を通してaching painを伝える.
皮膚の触圧覚や深部感覚の一次求心神経は太いAα線維とAβ線維から,温痛覚は細いAδ線維と無髄C線維から成る.これらは別経路を介して視床に至る.
慢性痛は痛覚系神経回路における一種の記憶と捉えられる.
しびれは病的な複合感覚である.
侵害受容性疼痛には鎮痛薬が効きやすいが,神経原性疼痛には効きにくい.
痛覚受容器には2種類あり,高閾値機械受容器はAδ線維を通してfast painを,ポリモーダル受容器は無髄C線維を通してaching painを伝える.
皮膚の触圧覚や深部感覚の一次求心神経は太いAα線維とAβ線維から,温痛覚は細いAδ線維と無髄C線維から成る.これらは別経路を介して視床に至る.
慢性痛は痛覚系神経回路における一種の記憶と捉えられる.
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