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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻8号

2004年08月発行

文献概要

今月の主題 内科医が診るしびれと痛み 病歴聴取,所見のとり方と鑑別診断

緊急を要するしびれと痛み

著者: 福田倫也1

所属機関: 1北里大学医学部内科(神経内科)

ページ範囲:P.1287 - P.1289

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ポイント

 緊急を要するしびれ,痛みをきたす疾患として,脳血管障害,脊髄血管障害,多発性硬化症,Guillain-Barré症候群などが挙げられる.

 脳血管障害では,視床の障害でしびれを訴えることが多い.

 前脊髄動脈症候群では,障害部以下に感覚解離が認められる.

 多発性硬化症の初発症状ではしびれは25%の症例に認められ,運動麻痺より多い.

 Guillain-Barré症候群の臨床経過中にも65%にしびれが認められ,決して稀な症状ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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