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文献概要
今月の主題 内科医が診るしびれと痛み しびれ,痛みの評価
電気生理学的検査の意義
著者: 園生雅弘1
所属機関: 1帝京大学医学部神経内科
ページ範囲:P.1294 - P.1296
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“しびれ”の評価のための電気生理学的検査は,十分な神経学的検討に基づいて計画されるべきであり,神経内科専門医からオーダーされるべきである.
“しびれ”が運動障害を指す場合,特に筋力低下が存在する場合には,電気生理学的に障害のレベル診断・局在診断が可能である.
“しびれ”が感覚障害を指す場合,感覚低下・脱失などの陰性症状は電気診断の対象となるが,陽性症状である異常感覚や“痛み”は電気生理学的評価が難しい.
脳梗塞は,感覚障害としての“しびれ”の原因としては頻度は低い.他疾患を先に検索すべきである.
“しびれ”の評価のための電気生理学的検査は,十分な神経学的検討に基づいて計画されるべきであり,神経内科専門医からオーダーされるべきである.
“しびれ”が運動障害を指す場合,特に筋力低下が存在する場合には,電気生理学的に障害のレベル診断・局在診断が可能である.
“しびれ”が感覚障害を指す場合,感覚低下・脱失などの陰性症状は電気診断の対象となるが,陽性症状である異常感覚や“痛み”は電気生理学的評価が難しい.
脳梗塞は,感覚障害としての“しびれ”の原因としては頻度は低い.他疾患を先に検索すべきである.
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