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今月の主題 内科医が診るしびれと痛み 内科医が知っておきたい整形外科的疾患の診断のポイント
手根管症候群
著者: 佐藤和毅1 高山真一郎2
所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科 2国立成育医療センター整形外科
ページ範囲:P.1313 - P.1315
文献購入ページに移動手根管症候群は正中神経が手関節掌側の手根管で絞扼障害されるもので,絞扼性神経障害のなかで最も頻度が高い.
母指から示指,中指,環指の橈側にしびれ,知覚障害,疼痛を訴え,特に,中指,環指の症状が初発となることが多い.
診断には,視診,知覚機能検査,各種誘発試験のほか,電気生理学的試験が有用である.
治療は軽症例では保存的となるが,進行例では手術を考慮する.
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