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文献概要
今月の主題 内科医が診るしびれと痛み 内科的疾患の診断と治療
糖尿病性ニューロパチー
著者: 安田斎1
所属機関: 1滋賀医科大学内科
ページ範囲:P.1320 - P.1322
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糖尿病性ニューロパチーには多様な病型が含まれるので,主要病型のポリニューロパチーの診断には注意を要する.
糖尿病性ポリニューロパチーはおおむね足袋型の感覚異常を呈するが,種々の原因による根神経症やモノニューロパチーの合併が多いので注意を要する.
治療法は血糖コントロールが重要.HbA1cは6.5%以下を目指す.
本質的治療薬アルドース還元酵素阻害薬は一部患者には有用であるが,エビデンスはあまり高くない.痛み・しびれには三環系抗うつ薬が最も有効で,抗痙攣薬やメキシレチンも有用.
糖尿病性ニューロパチーには多様な病型が含まれるので,主要病型のポリニューロパチーの診断には注意を要する.
糖尿病性ポリニューロパチーはおおむね足袋型の感覚異常を呈するが,種々の原因による根神経症やモノニューロパチーの合併が多いので注意を要する.
治療法は血糖コントロールが重要.HbA1cは6.5%以下を目指す.
本質的治療薬アルドース還元酵素阻害薬は一部患者には有用であるが,エビデンスはあまり高くない.痛み・しびれには三環系抗うつ薬が最も有効で,抗痙攣薬やメキシレチンも有用.
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