icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina41巻9号

2004年09月発行

文献概要

今月の主題 内科レッド・フラッグサイン―よくある症候から危険を見抜く 全身性の疾患を示唆するレッド・フラッグサイン

「痴呆」と片付ける前に治療可能な疾患を考えよう

著者: 川島篤志1

所属機関: 1市立堺病院総合内科

ページ範囲:P.1438 - P.1441

文献購入ページに移動
ポイント

 痴呆では記憶障害とそれ以外の認知機能障害を認め,日常生活や社会生活に障害をもたらしている.

 治療可能な痴呆の原因には,呼吸循環異常,電解質異常,代謝性疾患,感染症,精神疾患,脳外科疾患などがある.

 原疾患を早期発見できた場合は,早期治療により症状の改善がみられる可能性がある.

 “治療可能な”痴呆症であっても,痴呆が完全に治癒する頻度は低い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?