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文献概要
今月の主題 内科レッド・フラッグサイン―よくある症候から危険を見抜く 胸痛,息切れ
呼吸困難の程度のわりに静かな肺
著者: 佐藤晋1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院呼吸器内科
ページ範囲:P.1490 - P.1492
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気管支喘息重積発作の際,強度の呼吸困難のわりに喘鳴・呼吸音が減弱しているのはsilent chestと呼ばれ,重篤な発作状態(near fatal asthma)であり,緊急処置を要する状態である.
気管支喘息重積発作以外にも気胸や肺梗塞,COPD急性悪化など,聴診所見と症状が乖離する疾患を常に念頭に置く必要がある.
気管支喘息重積発作の際,強度の呼吸困難のわりに喘鳴・呼吸音が減弱しているのはsilent chestと呼ばれ,重篤な発作状態(near fatal asthma)であり,緊急処置を要する状態である.
気管支喘息重積発作以外にも気胸や肺梗塞,COPD急性悪化など,聴診所見と症状が乖離する疾患を常に念頭に置く必要がある.
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