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今月の主題 内科レッド・フラッグサイン―よくある症候から危険を見抜く 腰痛,下肢のしびれ
突然のしびれ,背部痛
著者: 吉場史朗1 安藤潔2
所属機関: 1東海大学医学部付属病院再生医療科 2東海大学医学部付属病院血液腫瘍内科
ページ範囲:P.1522 - P.1526
文献購入ページに移動脊髄圧迫症候群(cord compression syndrome:CCS)は全悪性腫瘍の5%で起こり,肺癌・乳癌・前立腺癌・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などが原因となる.
機能予後を決定する因子は,診断時の神経障害の程度に左右されることから,早期発見が重要である.
病歴では,悪性腫瘍の既往とリスクファクターを見いだすことが重要である.
診断には,MRIが感度・特異度・非侵襲性・経済面いずれの面からも有用である.
CCSを疑った場合,速やかに専門医への相談・高次施設への搬送が重要である.
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