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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻9号

2004年09月発行

文献概要

今月の主題 内科レッド・フラッグサイン―よくある症候から危険を見抜く 腰痛,下肢のしびれ

突然のしびれ,背部痛

著者: 吉場史朗1 安藤潔2

所属機関: 1東海大学医学部付属病院再生医療科 2東海大学医学部付属病院血液腫瘍内科

ページ範囲:P.1522 - P.1526

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ポイント

 脊髄圧迫症候群(cord compression syndrome:CCS)は全悪性腫瘍の5%で起こり,肺癌・乳癌・前立腺癌・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などが原因となる.

 機能予後を決定する因子は,診断時の神経障害の程度に左右されることから,早期発見が重要である.

 病歴では,悪性腫瘍の既往とリスクファクターを見いだすことが重要である.

 診断には,MRIが感度・特異度・非侵襲性・経済面いずれの面からも有用である.

 CCSを疑った場合,速やかに専門医への相談・高次施設への搬送が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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