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今月の主題 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症) GERDで起こる病態
GERDと非心臓性胸痛―食道痙攣を含めて
著者: 岩切勝彦1 林良紀1 坂本長逸1
所属機関: 1日本医科大学第3内科
ページ範囲:P.86 - P.88
文献購入ページに移動胃酸逆流により胸痛をきたすことを常に念頭において診療する必要がある.
GERD患者の胸痛を有する頻度は約10%である.
冠動脈疾患患者の約半数はGERDを合併しているといわれ,心臓性,食道性胸痛の両者を有する可能性もある.
胃酸逆流による胸痛の場合には,制酸薬,飲水により症状の改善,またプロトンポンプ阻害薬(PPI)テストにより症状の改善,消失がみられる.
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