文献詳細
文献概要
今月の主題 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症) 特殊な例のGERD
高齢者のGERD
著者: 中田裕久1
所属機関: 1神戸大学保健管理センター
ページ範囲:P.111 - P.113
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GERDは高齢者に好発し,非高齢者と異なり女性に多い.
高齢者のGERDでは,食道知覚の低下から症状が起こりにくい.
GERDに罹患する高齢者ではH. pylori感染例が少なく,酸分泌が比較的保たれている.
高齢者に多い亀背では胃内容物の逆流が生じやすい.また横隔膜食道靱帯の強度の低下により食道裂孔ヘルニアが合併しやすく,GERD発症の原因となる.
ヘルニア症例では胃穹窿部伸展時のTLESRが健常人に比べて増加し,GERDを起こす可能性が考えられている.
高齢者では食道蠕動波の形成不全などの食道運動機能の異常が起こりやすく,GERDの発症や増悪を引き起こす.
GERDは高齢者に好発し,非高齢者と異なり女性に多い.
高齢者のGERDでは,食道知覚の低下から症状が起こりにくい.
GERDに罹患する高齢者ではH. pylori感染例が少なく,酸分泌が比較的保たれている.
高齢者に多い亀背では胃内容物の逆流が生じやすい.また横隔膜食道靱帯の強度の低下により食道裂孔ヘルニアが合併しやすく,GERD発症の原因となる.
ヘルニア症例では胃穹窿部伸展時のTLESRが健常人に比べて増加し,GERDを起こす可能性が考えられている.
高齢者では食道蠕動波の形成不全などの食道運動機能の異常が起こりやすく,GERDの発症や増悪を引き起こす.
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