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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻10号

2005年10月発行

文献概要

今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方 気道感染症治療のポイント

嚥下性肺炎の治療と予防―Q“高齢者の方がむせて「肺炎」で入院したときの抗菌薬使用の考え方と予防の方法は?”

著者: 川村純生1 河野茂2

所属機関: 1かわむら内科 2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科感染分子病態学講座(第2内科)

ページ範囲:P.1713 - P.1715

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ポイント

誤嚥は気道内へ食物や口腔内常在菌などを吸引することである.

中枢神経疾患や加齢による要因が注目されている.

高齢者では臨床症状が乏しいことが多く,日頃からよく観察しておくことが必要.

大脳基底核に病変を有する患者は嚥下性肺炎を起こしやすい.

嚥下性肺炎の原因菌は複数菌感染が多く,嫌気性菌の関与も重要である.

予防のために摂食介助,口腔ケアに努める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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