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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻10号

2005年10月発行

文献概要

今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方 気道症状治療のポイント

咳嗽―Q“気道感染時の咳嗽の治療法は?” Q“慢性化した咳嗽の治療法は?”

著者: 美濃口健治1

所属機関: 1昭和大学医学部第一内科

ページ範囲:P.1793 - P.1795

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ポイント

初めに咳嗽がどのような病態で出現しているかを診断することが重要である.その他の呼吸器症状の有無も確認する.

喀痰を伴う湿性咳嗽か,伴わない乾性咳嗽か,を鑑別する.

胸部X線で異常があるかないかを確認する.

呼吸機能検査で閉塞性または拘束性の呼吸障害が存在するかを検討する.

喀痰中の炎症細胞の有無について検討する.

咳受容体感受性や気道過敏性検査を考慮する.

気管支鏡検査が必要か否かを検討する.

確定診断後は,疾患の基本治療も行うことが重要である.

麻薬性鎮咳薬の副作用には便秘,眠気,嘔吐,排尿障害などに注意する.非麻薬性鎮咳薬の副作用では,めまい,口渇,眠気,動悸,便秘などに注意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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