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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻10号

2005年10月発行

今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方

気道症状治療のポイント

去痰薬の用い方―Q“去痰薬の特性と使い分け・組み合わせ法は?”

著者: 齊藤均1 中村清一1

所属機関: 1東京都立広尾病院呼吸器科

ページ範囲:P.1796 - P.1798

文献概要

ポイント

去痰療法は補助的治療であるが,患者の症状,苦痛軽減のため,積極的に行われるべきである.

去痰薬の分類,粘液溶解薬,粘液修復薬,粘液潤滑薬の違いを理解し,痰の性状に合わせて処方しなければならない.

通常の去痰薬で,効果不十分な場合には,14員環マクロライドの抗菌薬は,慢性気道感染症の患者に,少量長期に投与することによって喀痰量を減少させ,気道の炎症を改善することが期待できることがある.

漢方薬にも去痰作用を有するものがあり,その内服も考慮すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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