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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻10号

2005年10月発行

文献概要

今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方 気道症状治療のポイント

呼吸器疾患の患者に対する漢方薬の使い方―これだけは知っておきたい12漢方処方―Q“呼吸器疾患の際の和漢療法での対処法を教えてください?”

著者: 藤森勝也1 下条文武2 鈴木栄一3

所属機関: 1新潟県立加茂病院内科 2新潟大学大学院医歯学総合研究科内部環境医学(第二内科) 3新潟大学医歯学総合病院医科総合診療部

ページ範囲:P.1801 - P.1804

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ポイント

麦門冬湯は,かぜ症候群後の乾性咳嗽に有用である.

補中益気湯は,病後,術後の体力低下時の全身倦怠感,食欲不振,微熱に使用する.

小柴胡湯は,かぜ症候群亜急性期に使用する.

小青竜湯は,水様性痰(感染を疑う膿性痰でない)と咳のある急性気管支炎患者に使用する.

香蘇散は,高齢者のかぜ症候群初期に使用する.

桂枝湯(漢方薬の基本中の基本で,必ず構成生薬とともに記憶する)は,かぜ症候群急性期で,胃腸が弱く,自然発汗傾向の患者に使用する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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