medicina42巻11号

2005年11月発行

今月の主題 内科医が知っておくべき がん治療 病態に応じた対処法

疼痛マネジメントの基本と実際

著者： 志真泰夫¹ 武田文和²

所属機関： ¹筑波メディカルセンター病院緩和医療科 ²埼玉医科大学包括地域医療部

ページ範囲：P.2005 - P.2009

ポイント

疼痛マネジメントの基本は痛みの訴えに直ちに対応し，定期的に痛みの有無を患者に尋ね，体温，呼吸，脈拍，血圧に続く5つ目のバイタルサインとして痛みをとらえて記録することである．

実際に選択すべき治療法は鎮痛薬による薬物治療である．一部の痛みでは2つ以上の治療法を組み合わせると良好な効果をもたらす．