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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

DPC時代に向けた臨床検査

尤度比,ノモグラムの使い方―検査の臨床疫学Ⅲ

著者: 島田利彦1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部一般内科

ページ範囲:P.27 - P.30

文献概要

 尤度比とは検査の性能を表すもう一つの方法であり,感度・特異度などの情報を一つの数値にまとめたものである.尤度比を用いることにより,恣意的なカットオフで切り分けられた正常か異常かという単純な分類を越えて,臨床の現場で検査結果を用いることができるようになる.

オッズ

 尤度比はオッズを用いて表されるため,まず確率とオッズの関係について知る必要がある.オッズはある事象が起こる確率を,その事象が起こらない確率で割った“起こりやすさ”を示す比であり,

 オッズ=ある事象が起こる確率/(1-ある事象が起こる確率) 

逆に,

 ある事象が起こる確率=オッズ/(1+オッズ)と表すことができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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