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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

一般検査 糞便検査

寄生虫検査

著者: 藤田紘一郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学国際環境寄生虫病学

ページ範囲:P.44 - P.46

文献概要

 グルメブームや海外旅行ブームなどを背景に,新興再興寄生虫症が増加している.なかでも,熱帯・亜熱帯地域からの帰国後下痢症者のサイクロスポーラやランブル鞭毛虫感染など糞便検査の重要性が再確認されている.実際,東京都内検診センターの糞便検査では年々寄生虫感染率が増加しており,2002年では感染率は10%を超え,その23%をランブル鞭毛虫が占めていた1)

異常値の出るメカニズムと臨床的意義

 寄生虫感染を疑い糞便検査を行うのは,下痢など腹部症状があるときや海外からの帰国者である場合が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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