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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集 一般検査 髄液その他の穿刺液
胸水・腹水検査
著者: 猪狩淳
所属機関:
ページ範囲:P.48 - P.49
文献購入ページに移動胸水は胸膜腔内に,腹水は腹腔内に組織間液が病的に異常貯留,増加した状態である.その貯留液の性状により,一般的に漏出液と滲出液に分ける.
漏出液は組織破壊を伴わない非炎症性疾患でみられることが多く,血管内から血管外の組織や体腔に漏れ出た体液で,血漿膠質浸透圧の低下,静脈圧の上昇,血管透過性の亢進などによる.滲出液は漿膜の炎症や破壊を伴う疾患でみられ,炎症により毛細血管が拡張し,血管の透過性が亢進して血液成分が血管外へ滲出した体液である.
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