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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

血液検査 血球検査

赤血球数/ヘモグロビン/ヘマトクリット/赤血球指数/網赤血球

著者: 奈良信雄1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院臨床検査医学講座(兼)医歯学教育システム研究センター

ページ範囲:P.68 - P.71

文献概要

異常値が出るメカニズムと臨床的意義

 赤血球は骨髄において造血幹細胞から分化・成熟して産生され,末梢血液に放出される.赤血球はヘモグロビンを含み,これが酸素運搬という生体にとって極めて重要な機能を司る.赤血球は約120日間の寿命の後に,主として脾臓で破壊される.

 造血幹細胞の異常,赤血球の分化成熟障害,赤血球寿命の短縮,出血による体外への赤血球喪失,脾腫による赤血球の体内分布異常などが起これば赤血球数は減少し,貧血になる(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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