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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集 血液生化学検査 蛋白

補体

著者: 笠間毅1 小田井剛1 磯崎健男1

所属機関: 1昭和大学病院リウマチ膠原病内科

ページ範囲:P.145 - P.147

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異常値の出るメカニズムと臨床的意義

 補体とは主に肝臓で生成され,正常血清に存在する蛋白であり,さまざまな免疫反応や感染防御などにおいて関与している1)

 補体には図1のようにC1から始まり,C4,C2,C3と順次反応が進む古典的経路(classical pathway)と,途中のC3から反応が開始される副経路(alternative pathway)が存在している.古典的経路は主に免疫複合体などにより補体の活性化が始まるため,補体成分のC1,C2,C4が消費されて低下するのに対して,副経路は細菌菌体成分のエンドトキシンなどによりC3以降の補体が活性化され低下する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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