文献詳細
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
血液生化学検査 蛋白
文献概要
異常値の出るメカニズムと臨床的意義
クリオグロブリンとは,37℃前後から沈殿・凝固し,37℃以上に加温すると再溶解する異常蛋白である.クリオグロブリンが出現する病態をクリオグロブリン血症(cryoglobulinemia)という.クリオグロブリンの大半は,何らかの疾患に伴って出現する病的異常蛋白である.出現するクリオグロブリンのタイプにより,基礎疾患がある程度推察できる
1. I型クリオグロブリン
多発性骨髄腫や原発性マクログロブリン血症に伴って出現する.頻度は低いが,リンパ網内系増殖性疾患や,本態性(特発性)クリオグロブリン血症でもみられる.
クリオグロブリンとは,37℃前後から沈殿・凝固し,37℃以上に加温すると再溶解する異常蛋白である.クリオグロブリンが出現する病態をクリオグロブリン血症(cryoglobulinemia)という.クリオグロブリンの大半は,何らかの疾患に伴って出現する病的異常蛋白である.出現するクリオグロブリンのタイプにより,基礎疾患がある程度推察できる
1. I型クリオグロブリン
多発性骨髄腫や原発性マクログロブリン血症に伴って出現する.頻度は低いが,リンパ網内系増殖性疾患や,本態性(特発性)クリオグロブリン血症でもみられる.
掲載誌情報