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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

血液生化学検査 糖質および関連物質

抗インスリン抗体

著者: 内潟安子1

所属機関: 1東京女子医科大学糖尿病センター

ページ範囲:P.238 - P.240

文献概要

抗インスリン抗体とは

 抗インスリン抗体測定は,血液中に存在するインスリンに結合する抗体を検出する検査である.

 抗インスリン抗体には2種類ある.通常はインスリン治療患者の血中に存在する.つまり,外来性インスリンに対して産生された抗インスリン抗体のことをいう.もう1種類の抗インスリン抗体はインスリン自己抗体(insulin autoantibody:IAA)のことである.これは過去にインスリン注射歴がないにもかかわらず,血中にインスリンと結合する抗体が存在するとき,この抗体を呼ぶ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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