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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集 血液生化学検査 脂質・リポ蛋白
TG(トリグリセリド)
著者: 板倉弘重1
所属機関: 1茨城キリスト教大学食物健康科学科
ページ範囲:P.256 - P.258
文献購入ページに移動TG(triglyceride)はグリセロールに3分子の脂肪酸が結合したもので,脂肪酸の貯蔵と運搬体として機能している.食事から摂取された脂肪酸は,小腸でTGに再合成されてアポB48と結合し,カイロミクロン(CM)として分泌される.食後の高TG血症はCMの増加による.
CMはアポCⅡの存在下でリポ蛋白リパーゼ(LPL)の作用を受けてCMレムナントに変化する.CMレムナントは主に肝に取り込まれる.アポCⅡあるいはLPL欠損症では,CMが血中に停滞し高TG血症となる.
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