文献詳細
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
血液生化学検査 血中薬物濃度
文献概要
抗生物質のTDMの総論
TDM(therapeutic drug level monitoring)の対象薬剤としての性質は要約すると以下の5つである.①測定結果について中毒濃度,有効濃度を評価できる,②迅速な測定系を利用できる,③代用薬剤がない,④服薬義務違反により患者に不利益が生じる.⑤長期投与が必要で,患者の薬剤代謝(肝機能・腎機能・薬物相互作用)の変化により血中濃度が変化する.
抗生物質の場合は,静脈投与の薬剤が対象なので,服薬義務違反が生じることはない.抗けいれん薬のような長期投与は通常,実施しないが,一部薬物相互作用が認められることがある.
TDM(therapeutic drug level monitoring)の対象薬剤としての性質は要約すると以下の5つである.①測定結果について中毒濃度,有効濃度を評価できる,②迅速な測定系を利用できる,③代用薬剤がない,④服薬義務違反により患者に不利益が生じる.⑤長期投与が必要で,患者の薬剤代謝(肝機能・腎機能・薬物相互作用)の変化により血中濃度が変化する.
抗生物質の場合は,静脈投与の薬剤が対象なので,服薬義務違反が生じることはない.抗けいれん薬のような長期投与は通常,実施しないが,一部薬物相互作用が認められることがある.
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