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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

内分泌学的検査 性腺

エストロゲン(エストラジオール,尿中エストリオール)プロゲステロン

著者: 久保田俊郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科生殖機能協関学

ページ範囲:P.346 - P.348

文献概要

 エストロゲンは女性ホルモン作用を示すステロイドの総称で,約30種の天然エストロゲンが発見されている.その中でエストロン(E1),エストラジオール(E2),エストリオール(E3)がよく知られ,卵巣の顆粒膜細胞でFSHの刺激によりaromatase活性が亢進し,莢膜細胞より供給されたアンドロゲンからエストロゲンが産生される.その臨床的意義としては,①女性における第二次性徴や妊娠・出産をはじめとする生殖機能への関与,②骨代謝や心血管系の機能調節における役割,③乳腺や子宮内膜などのエストロゲン標的臓器の増殖や癌化への関与,など非常に幅広い生理作用を持つ1)

 本稿ではエストロゲンの中で,エストラジオールと尿中エストリオールについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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