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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

免疫学的検査 感染症関連検査 ウイルス関連検査

風疹ウイルス,麻疹ウイルス

著者: 和田靖之1 久保政勝1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属柏病院小児科

ページ範囲:P.370 - P.372

文献概要

風疹ウイルス

 異常値の出るメカニズムと臨床的意義

 風疹抗体の一般的な測定法は,赤血球凝集抑制法(hemagglutination inhibition test:HI)である.罹患後早期より上昇し7~15日でピークとなり,その後発疹出現後5カ月頃まで持続し,以後下降する.酵素抗体法(enzymeimmunoassay:EIA)の風疹IgM抗体も汎用されており,不顕性感染でも,初感染であれば陽性を呈するため,臨床診断に応用されている.風疹IgG抗体はHI法とほぼ同様に推移し,抗体保有スクリーニングに使用されている.

臨床上の重要性と選択

 風疹を診断することが臨床的に重要な場合を以下に挙げる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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