文献詳細
特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集
免疫学的検査 感染症関連検査 ウイルス関連検査
文献概要
ヒトT細胞白血病ウイルス(human T-cell leukemia virus:HTLV)-1とヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)はともに持続感染するレトロウイルスで,よく似た粒子構造を持っている.感染の有無を検査する抗体検査は,ウイルスの構造蛋白に対する抗体産生をみる検査で,どちらのウイルスもスクリーニング検査に酵素免疫測定法(EIA,CLEIA)や粒子凝集(particle agglutination:PA)法が用いられ,確認検査にWestern blot(WB)法が用いられている.HTLV-1は血漿中にフリーのウイルスが検出できないのに対して,HIV-1では血漿中のウイルスRNAを遺伝子増幅によって検査することができる.
以下,それぞれのウイルスに分けて,検査のポイントを解説する.
以下,それぞれのウイルスに分けて,検査のポイントを解説する.
掲載誌情報