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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

免疫学的検査 感染症関連検査 ウイルス関連検査

抗HTLV-1抗体,HIV-1,HIV-2

著者: 小田原隆1

所属機関: 1東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科

ページ範囲:P.376 - P.379

文献概要

 ヒトT細胞白血病ウイルス(human T-cell leukemia virus:HTLV)-1とヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus:HIV)はともに持続感染するレトロウイルスで,よく似た粒子構造を持っている.感染の有無を検査する抗体検査は,ウイルスの構造蛋白に対する抗体産生をみる検査で,どちらのウイルスもスクリーニング検査に酵素免疫測定法(EIA,CLEIA)や粒子凝集(particle agglutination:PA)法が用いられ,確認検査にWestern blot(WB)法が用いられている.HTLV-1は血漿中にフリーのウイルスが検出できないのに対して,HIV-1では血漿中のウイルスRNAを遺伝子増幅によって検査することができる.

 以下,それぞれのウイルスに分けて,検査のポイントを解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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