icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

免疫学的検査 感染症関連検査 微生物の抗原・抗体検査

マイコプラズマ抗体

著者: 小田切繁樹1

所属機関: 1小田切呼吸器科クリニック

ページ範囲:P.402 - P.404

文献概要

 Mycoplasma科にはMycoplasma属とUreaplasma属があり,前者のMycoplasma属でヒトから分離される主な種はM.pneumoniae,M.hominis,M.fermentas,M.salivarium,M.oraleなどである.このうち,急性呼吸器感染症の起炎微生物として病原性が確立されているのはM.pneuumoniae(以下,M.p.)のみである.そこで,本稿ではM.p.の抗体について述べることとする.

異常値の出るメカニズムと臨床的意義

 抗体とは,抗原と特異的に結合する蛋白質で,免疫グロブリンと総称され,IgG,IgA,IgM,IgG,IgEの5つのクラスがある.このなかで主として感染防御に関与するのはIgGとIgMである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら