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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻12号

2005年11月発行

特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第7集

細菌検査 検体別同定検査各論

髄液培養検査

著者: 平田泰良1 大石智洋2 砂川慶介2

所属機関: 1北里大学病院臨床検査部 2北里大学医学部感染症学

ページ範囲:P.562 - P.563

文献概要

 中枢神経組織系の病変はこれを保護している髄液に反映されるので,髄液検査は診断や治療方針の決定・治療効果の判定などに重要な情報を提供する.髄液は腰椎穿刺により採取し,細胞数,糖・蛋白定量などの髄液一般検査は必須検査とし,感染症が疑われる場合は細菌検査,免疫学的検査,PCR検査を行い,細菌性,結核性,無菌性などを鑑別する.ここでは髄液培養検査のポイントを述べる.

髄液の肉眼観察,細菌顕微鏡検査による迅速対応

 髄液の採取量は限られ,頻回に採取できない.採取した髄液を肉眼観察し,白濁から膿性を呈しているときは細菌性の可能性が高く,ウイルス性では変化を認めないことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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