icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina42巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ 急性冠症候群の理解

急性冠症候群の疫学―急性冠症候群は増えているか?

著者: 渡辺和宏1 長尾建2

所属機関: 1日本大学医学部内科学講座循環器内科 2日本大学医学部救急医学

ページ範囲:P.2073 - P.2075

文献購入ページに移動
ポイント

急性冠症候群とは,冠動脈プラークが破綻することにより急激に血栓形成を惹起させ,冠動脈内腔を閉塞または狭窄させるという機序をもつ疾患の総称である.

急性冠症候群には急性心筋梗塞,不安定狭心症,心原性突然死が含まれるが,現在その詳細なデータベースは存在せず,全体像の把握は困難である.

2000年に,心筋障害を示す心筋トロポニンが陽性の急性冠症候群であれば急性心筋梗塞として包括すると再定義された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?