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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ 急性冠症候群の理解

Ischemic Preconditioningと虚血耐性

著者: 真田昌爾1 北風政史2

所属機関: 1ハーバード大学ブリガムアンドウィメンズ病院循環器科 2国立循環器病センター心臓血管内科

ページ範囲:P.2086 - P.2088

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ポイント

ischemic preconditioningとは,臨床医の経験から実験的に確立された「虚血で障害から保護される」逆説的現象である.

急性期に細胞内ATP含量減少遅延,酸素消費量減少,細胞構造破壊減少,虚血細胞死遅延がみられる.

効果発現は経時的に二峰性で,多種多様な機序を経て強力・確実かつ普遍的な臓器保護効果を持つ.

慢性的にはリモデリング減少,血管新生に伴う血流量増加などの副次的効果もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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