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今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ 患者へのアプローチ 【非典型的症状を訴えて来院する患者へのアプローチ】
どのように虚血性心疾患を診断していくか
著者: 藤本眞一1 水野麗子1 上嶋運啓2 斎藤能彦2 中村忍1
所属機関: 1奈良県立医科大学総合医療学 2奈良県立医科大学第1内科
ページ範囲:P.2122 - P.2124
文献購入ページに移動非典型的症状で来院する虚血性心疾患患者が存在することを念頭に置く.
複数の冠危険因子を有する症例では特に注意する.
虚血性心疾患は症状が典型的でないからといって軽症と限らない.負荷心電図などをいきなり実施するのは危険である.安静心電図,心筋逸脱酵素,炎症所見などを確認してから,患者の顔色,表情をよく観察して,慎重に負荷心電図の実施を考慮すること.
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