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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ 急性冠症候群の治療 【ST上昇型急性冠症候群】

右室梗塞の診断と治療―右室梗塞は重症か?

著者: 白木裕人1

所属機関: 1稲城市立病院循環器科

ページ範囲:P.2138 - P.2140

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ポイント

右室梗塞の梗塞域は右冠動脈の閉塞部位と関連し,中枢側ほど梗塞域は広い.

右室梗塞は梗塞前狭心症との関連性が高く,ともに下壁梗塞の院内予後の重要な予測因子である.

右室梗塞後の右心機能には自然回復がみられる.

右室梗塞による右心原性ショックの予後は不良である.

右室梗塞による血圧低下は梗塞急性期に出現する.

右室梗塞の診断は右側胸部誘導により早期に行う必要がある.

右室梗塞合併例では,利尿剤,亜硝酸剤,モルヒネの投与に慎重を要する.

血行動態の維持には,Swan-Ganzカテーテルによる血行動態のモニタリングが有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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