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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ 急性冠症候群の治療 【急性冠症候群の外科的治療】

どのような症例が手術適応か?

著者: 吉田成彦1

所属機関: 1新葛飾病院心臓血管外科

ページ範囲:P.2152 - P.2154

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ポイント

ステントなどのデバイスの品質向上により,PCIは急性冠症候群に対する治療の第一選択となったが,最大限の内科的治療によっても,心筋虚血が改善しない症例では緊急手術の適応となる.

外科冠動脈再建術には,大きく人工心肺を使用するCABGと使用しないOPCABに分類できるが,選択は術前状態や外科医の熟練度により異なる.しかし今後OPCABの適応は増加すると考えられる.

急性冠症候群に対する治療は,内科医・外科医の熟練度や成績に施設間較差が大きい.内科・外科の密接なチームワークで迅速な対応,治療戦略をたて,実行することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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