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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ 急性冠症候群の治療 【再灌流後の薬物療法】

β遮断薬の適応と効果

著者: 吉川勉1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部循環器内科

ページ範囲:P.2170 - P.2172

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ポイント

β遮断薬は再灌流療法が行われた急性心筋梗塞患者においても有効である.

発症後24時間以内に開始することが望ましい.

ST上昇型急性冠症候群に禁忌がなければ,原則として全例にβ遮断薬を投与すべきである.

ポンプ失調・低血圧・徐脈などで急性期に投与できなくても,回復期にβ遮断薬の投与を再度検討する.

糖尿病合併例であっても,β遮断薬は有効である.

ハイリスクの心筋梗塞患者においてはβ遮断薬を長期継続投与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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