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病理との付き合い方 病理医からのメッセージ(9)
病理診断で用いられる染色法および各種補助診断について・2―免疫染色,遺伝子解析,染色体解析
著者: 菅井有1
所属機関: 1岩手医科大学医学部臨床病理
ページ範囲:P.2209 - P.2213
文献購入ページに移動免疫組織化学
免疫染色は組織切片内に含まれる物質(主に蛋白質)の同定のために用いられる.組織像と対比可能なことから,病理診断には不可欠の方法である.免疫染色の基本原理については成書を参照してほしい1).最近,多くの検査室で免疫染色の自動化が成されてきている.自動免疫装置はいくつかのメーカーから市販されている.
免疫染色の所要時間は,自動染色機の場合,未染切片が用意されていれば1日で染色可能である.しかし,それらは染色枚数にも影響されるし,技師数にも関係する.加えてHE所見と免疫染色の結果を総合的に判断する知的所要時間はケースバイケースであるから,病理医とよく相談することが必要である.
免疫染色は組織切片内に含まれる物質(主に蛋白質)の同定のために用いられる.組織像と対比可能なことから,病理診断には不可欠の方法である.免疫染色の基本原理については成書を参照してほしい1).最近,多くの検査室で免疫染色の自動化が成されてきている.自動免疫装置はいくつかのメーカーから市販されている.
免疫染色の所要時間は,自動染色機の場合,未染切片が用意されていれば1日で染色可能である.しかし,それらは染色枚数にも影響されるし,技師数にも関係する.加えてHE所見と免疫染色の結果を総合的に判断する知的所要時間はケースバイケースであるから,病理医とよく相談することが必要である.
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