文献詳細
文献概要
今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開 肥満症―減量により改善する病態
高血圧症
著者: 浦信行1 進士靖幸1
所属機関: 1札幌医科大学第二内科
ページ範囲:P.222 - P.224
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・肥満者には高血圧が合併しやすく,また高血圧患者には肥満が多い.両者は相互に関係しながら心血管系疾患の重要な危険因子となる.
・肥満合併高血圧発症の機序には,体液量貯留,交感神経活性亢進,インスリン抵抗性などの要因がある.
・治療はライフスタイルの改善を基盤とし,肥満に基づく代謝異常の改善も考慮した降圧薬の選択(RA系抑制薬,α遮断薬)が必要である.また,一部のCa拮抗薬で抗肥満作用が報告されている.
・肥満者には高血圧が合併しやすく,また高血圧患者には肥満が多い.両者は相互に関係しながら心血管系疾患の重要な危険因子となる.
・肥満合併高血圧発症の機序には,体液量貯留,交感神経活性亢進,インスリン抵抗性などの要因がある.
・治療はライフスタイルの改善を基盤とし,肥満に基づく代謝異常の改善も考慮した降圧薬の選択(RA系抑制薬,α遮断薬)が必要である.また,一部のCa拮抗薬で抗肥満作用が報告されている.
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