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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻2号

2005年02月発行

今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開

肥満症―減量により改善する病態

高尿酸血症・痛風

著者: 中島弘1

所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床検査科

ページ範囲:P.228 - P.232

文献概要

ポイント

肥満治療で尿酸値が低下する場合は薬物による尿酸降下療法は不要である.

薬物療法にエビデンスがあるのは痛風発作の予防と腎障害・尿路結石予防のみ.

尿路結石は高尿酸血症の最も多い合併症であり,尿路管理を行って未然に防ぐ.

尿酸値が動脈硬化性疾患のリスクファクターとなる疫学結果がほぼ確立された.

肥満者における尿酸のリスクは内臓脂肪の軽減なくしては低下しない.

生活指導で重要なことは適正なカロリー制限と有酸素運動による減量である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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