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文献概要
今月の主題 肥満症―診断・治療の新展開 肥満症―減量により改善する病態
脂肪肝:NASH
著者: 西原利治1 岩崎信二1 大西三朗1
所属機関: 1高知大学消化器病態学
ページ範囲:P.234 - P.235
文献購入ページに移動本邦成人の2~3割は脂肪肝を有する.
飲酒歴に乏しいのに肝組織像はアルコール性肝炎に酷似する症例をNASH(nonalcoholic steatohepatitis)と呼ぶ.
代謝症候群の肝臓における表現型はNASHであり,肝硬変や肝細胞癌の発生母地となる.
日本人は遺伝的にNASHに高感受性の人種であり,肥満が最大の危険因子である.
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