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今月の主題 Digital時代の脳神経画像診断 内科医として知っておきたい画像診断法 【画像診断の基礎知識と進歩】
脳血流代謝測定検査(Xe-CT)
著者: 傳法倫久1 野川茂1 大木宏一1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部神経内科
ページ範囲:P.402 - P.406
文献購入ページに移動Xe-CTは装置が比較的安価で,CTがあればどの施設でも施行可能な,診療報酬に収載された検査法である.
Xe-CTは,脳血流量を定量的に測定でき,基底核,白質など脳深部の血流評価も可能なうえ,空間分解能と解剖学的部位との対応が良好でくり返し測定が行える.さらに,Xeの血液脳分配係数(λ)も測定できる検査法である.
Xe-CTは,救急患者からさまざまな脳神経外科・神経内科的疾患患者への応用が利く検査法であり,今後ともますますの発展が期待される.
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