文献詳細
文献概要
今月の主題 Digital時代の脳神経画像診断 内科医として知っておきたい画像診断法 【神経学的緊急症に対する画像診断の進め方】
失語,構音障害
著者: 高嶋修太郎1
所属機関: 1富山医科薬科大学保健管理センター
ページ範囲:P.428 - P.430
文献購入ページに移動優位半球前頭葉のBroca野が障害されると,言語による表現ができない運動性失語になる.
優位半球側頭葉のWernicke野が障害されると,言語や文字を理解できない感覚性失語になる.
構音障害は,口唇,舌,咽頭などの筋肉やそれを支配する神経の障害で起こる.
ラクナ梗塞では,pure dysarthria syndromeやdysarthria clumsy hand syndromeを呈する場合があり,診断にはMRIの拡散強調画像(diffusion weighted imaging:DWI)が有用である.
掲載誌情報