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文献詳細

雑誌文献

medicina42巻4号

2005年04月発行

文献概要

今月の主題 これだけは知っておきたい不整脈の診かたと治療のポイント 不整脈診断の進め方

薬物負荷試験の適応とその意義

著者: 林英守1 住吉正孝1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂伊豆長岡病院循環器科

ページ範囲:P.600 - P.602

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ポイント
Ⅱ度以上の潜在性房室ブロックの誘発に硫酸アトロピンやIa群抗不整脈薬が静注で用いられる.

房室ブロックの誘発では,薬物負荷(特にIa群抗不整脈薬)により心停止が誘発される危険があるため,心室ペーシングが行われる状況下で施行すべきである.

I群(IaまたはIc)抗不整脈薬の静注負荷によりBrugada症候群に特有の心電図所見(coved型ST上昇)が出現もしくは著明となり診断に有用である.

Brugada症候群のI群抗不整脈薬負荷では心室細動が誘発されることがあるため,電気的除細動器のスタンバイが必須である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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