icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina42巻4号

2005年04月発行

文献概要

今月の主題 これだけは知っておきたい不整脈の診かたと治療のポイント 不整脈診療のQ&A

期外収縮はどのような場合に治療すべきか

著者: 松井由美恵1

所属機関: 1大阪府済生会泉尾病院循環器科

ページ範囲:P.646 - P.648

文献購入ページに移動
ポイント

基礎心疾患・心機能低下の有無を確認する.

健常人にみられる期外収縮の予後は良好であり,薬物治療は症状が強い場合のみに行う.

期外収縮を起こす誘因があれば除去する.

基礎心疾患,心機能低下例では致死的不整脈への移行,心機能・血行動態への悪影響があれば薬物治療の適応.

心機能低下例では抗不整脈薬による心機能抑制と催不整脈性が問題になる.

心筋梗塞急性期に出現する心室性期外収縮(PVC)は心室頻拍や心室細動へ移行しやすいので治療が必要.

陳旧性心筋梗塞例のPVCに対してはCASTの報告から,Ⅰa,Ⅰc群抗不整脈薬の投与は一般的に禁忌.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?