文献詳細
しりあす・とーく 第5回テーマ
終末期医療と医師の倫理―(前編)
著者: 尾藤誠司12 田中まゆみ3
所属機関: 1国立病院機構東京医療センター・総合診療科 2国立病院機構本部研究課 3聖路加国際病院・内科
ページ範囲:P.864 - P.874
文献概要
いま,医師は「終末期医療」について何を考え,何をしなければならないのか? 診療・研修指導の第一線で活躍する2人の医師に,「終末期医療と医師の倫理」をテーマに語っていただいた.
延命治療―臨床現場からの問い
■尾藤 私は,研修医時代を長崎で過ごしました.普賢岳の噴火があったころで,まさに救命救急の火事場の中いるような感じでした.そこで,生命ということについて考えるところがあり,ジェネラリストを目指そうと思い,後期研修で東京の病院へ来ました.
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