medicina42巻7号

2005年07月発行

今月の主題 臨床で出遭う内分泌疾患 症状・身体所見から疑う内分泌疾患

皮膚乾燥，湿潤，色素沈着，多毛

著者： 森山貴子¹ 須田俊宏¹

所属機関： ¹弘前大学医学部第三内科

ページ範囲：P.1140 - P.1142

ポイント

・内分泌疾患ではホルモン動態を反映した皮膚所見を呈する．

・皮膚の乾燥・湿潤は汗腺，脂腺の活動を修飾するホルモンが影響する．

・内分泌疾患に伴う色素沈着にはACTHが関連する．

・多毛症はhirsutismとhypertrichosisを鑑別する．