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文献概要
今月の主題 臨床で出遭う内分泌疾患 内分泌腺腫瘍の取り扱い
副甲状腺腫瘍
著者: 伊藤悠基夫1
所属機関: 1東京女子医科大学内分泌外科
ページ範囲:P.1221 - P.1223
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・原発性副甲状腺機能亢進症は大部分が良性腺腫によって起こる.癌の頻度は約2%であり,さらに多発性内分泌腺腫瘍症1型(MEN-1)の副甲状腺過形成がある.いずれも高カルシウム血症とPTHの抑制されない分泌を示す.
・骨病変や腎結石は典型的だが,症状がないか,不定愁訴を有する例が偶発的に高カルシウム血症で発見される.現在は病変のある1腺を摘除する術式が多く,成績も良い.
・原発性副甲状腺機能亢進症は大部分が良性腺腫によって起こる.癌の頻度は約2%であり,さらに多発性内分泌腺腫瘍症1型(MEN-1)の副甲状腺過形成がある.いずれも高カルシウム血症とPTHの抑制されない分泌を示す.
・骨病変や腎結石は典型的だが,症状がないか,不定愁訴を有する例が偶発的に高カルシウム血症で発見される.現在は病変のある1腺を摘除する術式が多く,成績も良い.
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