文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床で出遭う内分泌疾患 内分泌に関連した注目すべき病態
高尿酸血症
著者: 中島弘1
所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床検査科
ページ範囲:P.1252 - P.1254
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・痛風の前段階としての高尿酸血症の扱いから,生活習慣病として高尿酸血症を直接扱う時代となった.
・生活習慣の改善で尿酸値が低下する場合は,薬物による尿酸降下療法は不要である
・尿酸降下療法で薬物療法にエビデンスがあるのは,痛風発作の予防と腎障害・尿路結石予防のみ.
・尿酸値が動脈硬化性疾患のリスクファクターとなるという疫学結果が増加している.
・ただし,肥満者における尿酸のリスクは内臓脂肪の軽減なくしては低下しない.
・痛風の前段階としての高尿酸血症の扱いから,生活習慣病として高尿酸血症を直接扱う時代となった.
・生活習慣の改善で尿酸値が低下する場合は,薬物による尿酸降下療法は不要である
・尿酸降下療法で薬物療法にエビデンスがあるのは,痛風発作の予防と腎障害・尿路結石予防のみ.
・尿酸値が動脈硬化性疾患のリスクファクターとなるという疫学結果が増加している.
・ただし,肥満者における尿酸のリスクは内臓脂肪の軽減なくしては低下しない.
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