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今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで 胆膵疾患の診断とフォローアップ 【胆】
胆囊結石症
著者: 安部井誠人1 田中直見2
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科消化器内科 2小山記念病院内科
ページ範囲:P.1396 - P.1397
文献購入ページに移動胆囊結石症では,まず詳細な問診により胆道痛の既往を,検査により合併症と発癌リスクを評価する.
有症状胆石(胆道痛の既往有)では,発作の予防を希望すれば治療を勧める.標準治療は腹腔鏡胆摘術であるが,経口胆汁酸療法も発作を予防するため高齢・他疾患合併例,手術拒否例では考慮する.
無症状胆石(胆道痛の既往無)では,胆囊癌高危険群以外は治療を要しない.
胆囊癌高危険群では胆摘術を勧める.
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