文献詳細
文献概要
今月の主題 アルコールと内科疾患 アルコールの飲み方と生活
アルコールの作用機序
著者: 西山仁1
所属機関: 1西山クリニック
ページ範囲:P.1529 - P.1530
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経口摂取されたアルコールは,約20%が胃,約80%が小腸で吸収される.胃の状態(切除の有無,胃の運動,内部の食物など),アルコールの濃度,アルコールの種類などによって,吸収速度が異なる.胃切除後の飲酒には,ことのほか注意を要する.
中等量の飲酒は脳梗塞や虚血性心疾患の予防になるといわれているが,アルコールによる障害の発生に目を向けるべきである.
アルコールは中枢神経系に抑制的に作用する.アルコールによる抑制が,脳幹部の呼吸中枢に至ると呼吸停止をもたらす.一気飲みや飲酒の強要は,厳に慎まなくてはいけない.
経口摂取されたアルコールは,約20%が胃,約80%が小腸で吸収される.胃の状態(切除の有無,胃の運動,内部の食物など),アルコールの濃度,アルコールの種類などによって,吸収速度が異なる.胃切除後の飲酒には,ことのほか注意を要する.
中等量の飲酒は脳梗塞や虚血性心疾患の予防になるといわれているが,アルコールによる障害の発生に目を向けるべきである.
アルコールは中枢神経系に抑制的に作用する.アルコールによる抑制が,脳幹部の呼吸中枢に至ると呼吸停止をもたらす.一気飲みや飲酒の強要は,厳に慎まなくてはいけない.
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